女性向け風俗とは？利用者の特徴や店舗の種類と注意点・選び方を解説

風俗と聞くと、「女性の風俗嬢が、男性のお客さんに性的サービスを行う店舗」が一般的にイメージされます。実際に、日本国内における風俗店のほとんどが女性から男性に性的サービスを提供する形ですが、近年では男性から女性に性的サービスを行う「女性向け風俗」もひそかに流行しています。

性欲があるのは、決して男性だけではありません。「性欲を解消したいけど、相手もいない」という女性にとって、女性向け風俗は需要の高いサービスとなるでしょう。

そこで今回は、女性向け風俗について、基本的なサービス・オプションサービス、主な料金相場、基本的な流れとコース例を詳しく解説します。女性向け風俗に少しでも興味を持っている方は、ぜひ参考にしてください。

女性向け風俗とは、その名の通り女性のための風俗店で、「女性用風俗」「女風」とも呼ばれています。女性向け風俗では、女性のお客さんに対して、男性もしくは女性セラピストが、「男性向け風俗」と同じく風俗サービスを提供します。出張・派遣型のお店がほとんどで、店舗型は少数なのが特徴です。

女性向け風俗店は、近年増加傾向にあります。2018年時点での大手女性向け風俗検索サイトに登録されていた店舗はおよそ100店舗だったのに対し、2022年にはその倍の200店舗にまで増えています。

当初は東京や大阪などの都市部中心に展開されていた女性向け風俗の有名グループ店も、現在では全国に数十店舗オープンしており、規模の拡大を図っています。店舗数増加に伴って、認知度も徐々に上がってきました。

女性向け風俗が増えた背景には、コロナ禍で人と話す機会が減り、コミュニケーションを求めて利用する女性客が増えたことが挙げられます。また、コロナ禍で休業したホストクラブの利用客が、女性向け風俗に流れてきたのも店舗が増えた理由の1つでしょう。

いずれにせよ、女性の生活が多様化し、自由に使えるお金や時間が増えたことで、女性向け風俗を利用するハードルが下がった点も、女性向け風俗店増加の一因と言えます。

女性向け風俗の利用者には、以下のような特徴があります。

女性向け風俗は、さまざまな悩みを持った女性に対して、身体的にも精神的にも満足してもらうのが目的です。性的サービスだけではなく、店舗によってはデートコースやお茶コース、添い寝コースなど、精神的にも癒されるようなサービスが用意されています。1日中一緒にいられるお泊りコースなどもあります。

女性向け風俗の基本的なサービス内容は、下記の通りです。

お店によっては、一部項目がオプションサービスとして設定されていることもあります。必ず行ってほしい項目がある場合は、事前に確認しておきましょう。

女性向け風俗の主なオプションサービスは、下記の通りです。

コスプレのオプションは、無料となっているお店も少なくありません。なお、オプションサービスの各料金はお店により細かく異なります。事前に確認したうえでオプションをつけましょう。

女性向け風俗には大きく分けて5種類の店舗があり、それぞれの種類の中でも店舗によってサービスや提供内容に違いがあります。ここからは、代表的な5つの店舗の特徴や内容について説明します。

性感マッサージは、男性セラピストがマッサージしてくれる店舗です。女性向け風俗の中では一番メジャーで、女性向け風俗に詳しくない方でも想像しやすいのがこのタイプです。多くの場合、女性宅やホテルなどでサービスを受けます。

手やマッサージ用の衛生器具を使って、おしり・胸・乳首などの性感帯をオイルマッサージしたり、女性器への愛撫やクンニをしたりするのがサービス内容です。あくまでもマッサージを受けるサービスなので、女性向け風俗での本番行為は禁止されています。

出張ホストは、デートが基本のサービスです。お気に入りのホストをレンタルして、決められた時間の中でショッピングや食事を楽しめます。恋人気分を味わえるサービスなので、デートの練習をするのにも最適です。

性的サービスについてはNGの店舗や一部許容されている店舗もあり、お店によって異なるので、性的サービスの有無が気になる場合は事前確認が必要です。

類似サービスには、「レンタル彼氏」や「女性向けデリヘル」がありますが、それぞれに異なるルールがあるので混同しないように注意しましょう。

レズビアン女性向けデリヘルは、女性セラピストによる性感マッサージやデート、添い寝などのサービスが受けられる店舗で「レズ風俗」「レズビアン風俗」とも呼ばれます。女性が好きな女性はもちろん、男性が苦手な女性や、女性にマッサージされることに興味がある女性の利用が多いです。

レズビアン女性向けデリヘルでは、性感サービスを受けるにあたり、女性セラピストのタイプや「タチ」「ネコ」「リバ」といった、プレイ中の役割を選択できます。「タチ」は攻めるのが好きなタイプ、「ネコ」は受け身タイプ、「リバ」はどちらも好きなタイプのことです。

添い寝サービスを提供している店舗です。女性の自宅やホテルに男性キャストが出向き、添い寝してくれます。待ち合わせ場所から自宅やホテルなどに一緒に移動することも可能です。

添い寝サービスを受ける女性のほとんどは性的サービスが目的ではなく、ただ男性キャストと話をしながらベッドで添い寝してもらうのが目的です。身体的癒しというよりは、男性キャストに甘えることで精神的な癒しを求めている場合がほとんどです。

店舗によっては「ハグはOKなもののキスはNG」といったように、性的サービスを禁止している場合もあるので注意しましょう。また、電話やLINEを使用した、リモート添い寝コースを用意している店舗もあります。

身体的な接触のない、カウンセリングのみする店舗もあります。「なかなかイケない」「パートナーに触られても気持ちよくなれない」「どうやってパートナーを誘えばいいか分からない」など、性に対する悩みを抱えている女性は少なくありません。

パートナーや友達に相談できない性の悩みやコンプレックスも、カウンセリングサービスを使えば気軽に相談できます。

女性向け風俗の料金は選択するコースやオプションによっても異なるものの、平均的なコース時間である120分コースの場合は、15,000～20,000円が相場です。延長は、30分ごとに5,000円の追加料金が発生する傾向にあります。

また女性向け風俗では、基本のコース料金・オプション料金以外にも指名料やホテル料などが必要です。

男性向け風俗はさまざまなジャンルがあるものの、女性向け風俗の基本的なサービス・流れにおいては、基本的にどのお店も似ていることがポイントです。

ここからは、各流れについてより詳しく解説します。

まずは、予約した時間に指定された場所で男性セラピストと待ち合わせをします。道に迷ってしまった場合や場所がわからない場合は、すぐお店に連絡をしましょう。

予約した時間を過ぎても連絡がなければ無断キャンセルとみなされ、キャンセル料を請求されたり今後の予約を受け付けてくれなくなったりするため、注意が必要です。

個室やホテルに入っても、突然プレイは行わず、「されて嫌なプレイ・してほしいプレイ」を男性セラピストが優しくヒアリングしてくれます。また、女性向け風俗は基本的に先払いシステムです。ある程度のカウンセリングを行ったあとは、提示された料金を支払いましょう。

カウンセリングと支払いが終わったら、プレイ前のシャワーに入ります。基本的に、男性セラピストと一緒にシャワータイムを楽しむことが可能です。

シャワーが終わったら、個室やホテルのベッドでマッサージが始まります。

突然、性感帯を刺激するマッサージではなく、はじめは一般的な優しいマッサージから始めてくれるため、安心して身体をゆだねることが可能です。

ある程度のボディマッサージが終わったら、次は性感マッサージが始まります。ハグやキスのあと、全身リップやクンニなどで性感帯を優しく刺激し、オーガズムに導いてくれます。

電マやウーナマイザーなどのオプションをつけている場合は、性感マッサージのタイミングで活用することが基本です。

選択したコース時間が過ぎ、延長を選択しない場合は、最後に再度シャワーを浴びてお別れをします。延長をしたい場合は、すぐに男性セラピストに確認をとりましょう。

男性セラピストはお別れの際、駅までお見送りしてくれることも珍しくありません。

女性向け風俗では、基本的に本番行為は禁止されていますが、トラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。よくあるトラブルとしては、「性病に罹ってしまった」もしくは「男性セラピストに無理やり挿入された結果、妊娠してしまった」というケースです。

このようなトラブルを避けるために、男性セラピストは下着を脱がないことを義務づけたり、オーラルサービスをNGにしたり、粘液接触を禁止している店舗もあります。

何より、安心して利用できる店舗選びのコツや女性向け風俗を利用する場合の注意点を知っておくことが大切です。

安心して利用できる店舗の選び方として、チェックするべきポイントは3つあります。

1つ目は、料金です。女性向け風俗は、90分～120分で2万円程度＋ホテル代が相場です。あまりにも安すぎる料金設定の店舗の利用は避けましょう。また、粘液接触が禁止かどうかもチェックしておくと安心です。

2つ目は、受付の対応です。予約から当日まで受付スタッフとのやり取りがあります。受付スタッフが女性かつ電話受付のある店舗がベターです。不安なことや突然の体調不良などの相談に対して、親身に対応してくれる受付スタッフだと、店舗全体に対しても安心感があります。

3つ目は、店舗の運営年数です。運営歴が長いほど、トラブルに対する知識や回避するためのルールが整っている場合が多いです。少なくとも1年以上の運営年数のある店舗を選びましょう。5年以上の運営歴がある店舗だとより安心です。また、店舗のHPやSNSなどが頻繁に更新されていることも、しっかり運営されている店舗である証拠になります。

女性向け風俗を利用する際は、安全な店舗選びを心がけるほかにも以下のような注意点があります。

まず、SNSなどで見かける個人セラピストは、風営法の許可を得ずに活動している場合が多いです。トラブルの原因になるので、個人セラピストのアカウントから依頼するのは辞めましょう。

次に、予約の際に個人情報の一部が漏洩する事例が増えています。SNSと紐づけされたメールアドレスで予約して個人が特定されたケースもあります。安心して利用するためにも、個人情報の取り扱いがしっかりしている優良店を選ぶのも1つの方法です。

最後に、利用当日の注意点としては、サービスを受ける際にプレイ内容で「してほしいこと」「してほしくないこと」の両方を必ずセラピストに伝えましょう。また、体調に不安があるときは利用を避けるのがベストです。

最後に、女性向け風俗にある主な特別コース例を3つ紹介します。

このように女性向け風俗は、一般的な男性向け風俗とは異なる楽しみ方ができる点が魅力です。夫とのセックスレスに悩む女性や、気持ち良いプレイを望む女性は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

ここまで、女性向け風俗の基本サービス・オプションサービスや、主な料金相場、基本的な流れと特別コース例を徹底的に解説しました。

女性向け風俗には、現役AV男優として活躍する男性セラピストが在籍している可能性もあります。高いテクニックを持ったプロの男性たちによるプレイを味わえる点が大きな魅力です。さらに、デートコースやお泊まりコースなど、一般的な男性向け風俗とは異なる傾向のコースを選択できる点も魅力と言えるでしょう。

男性に限らず、女性も性欲を解消したいという気持ちを持ちます。普段のセックスライフにマンネリを感じている女性は、ぜひ女性向け風俗を利用してみてはいかがでしょうか。