最近は、レンタル彼氏とのデートや性サービスを楽しめる「女性向け風俗」が注目を集めています。金銭的な余裕のある女性たち、キャバクラ・セクキャバに勤務する女性の中には、「女性向け風俗に行って癒されたい」という願望を持っている人もいるでしょう。
しかし、女性向け風俗の中には悪質店も存在するため、リスクを理解せずに利用することは危険です。女性向け風俗に潜む危険性や、安心できる女性向け風俗の選び方を把握し、自分自身の身を守りましょう。
目次
1.女性向け風俗に潜む4つの危険性
女性向け風俗は、「かっこいい男性に癒される」などの好意的な評判が存在する一方で、事故や事件に巻き込まれるリスクも伴う業種です。女性向け風俗を利用するときには、さまざまな危険性をあらかじめ把握し、自分の身を守る対策を取りましょう。女性向け風俗に潜む危険は「本番行為」「性病」「盗撮」「経済的損失」の4つです。
1-1.本番行為を強要される
女性向け風俗は歴史の浅い業種であるため、男性用ソープランドやデリバリーヘルスほど法律・教育体制が整っている遊びとは言えません。女性向け風俗に勤務する男性の中には挿入を目的に働く人も存在し、本番行為を強要されるリスクがあります。避妊せずに本番行為に及んだ結果、望まない妊娠をする可能性があるため、注意しましょう。
そもそも女性向け風俗で本番行為を提供する行為は、たとえ女性が希望したとしても、法律上の禁止行為に該当します。本番行為を提供する女性向け風俗は、悪質店である可能性が高いため、くれぐれも利用しないようにしてください。
1-2.性感染症に感染する
本番行為を行わない性サービスであっても、性感染症の感染リスクは伴います。性感染症とは、膣性交・口腔性交・肛門性交などによる接触で感染する疾病です。下記の性感染症はキスによって感染することがあるため、女性向け風俗を利用するときには注意しましょう。
- ・梅毒
- ・ヘルペス
性感染症を放置すると身体のさまざまな機能に障害が出現し、重症化する恐れがあります。梅毒は母親から子どもに感染するリスクを伴う性感染症であるため、妊娠中の女性は特に注意が必要です。
1-3.盗撮被害に遭う
悪質な女性向け風俗を利用すると、スマホや小型カメラによって、サービスを受けている様子を盗撮される恐れがあります。盗撮された映像がインターネット上で拡散されて知人や近親者に見られると、信頼を損なう事態になりかねません。
盗撮には、女性向け風俗で働く男性の意思で行うケース・経営者主導で行うケースの2パターンが存在します。特にひどい悪質店の場合、盗撮目的で女性向け風俗を経営していることもあるため、注意しましょう。
1-4.お金をつぎ込むよう仕向けられる
女性向け風俗では、ホスト業界の「色恋営業」に類似する行為がしばしば行われます。色恋営業とは、女性の恋愛感情や依存心を利用し、お金をつぎ込むように仕向ける営業手法です。
色恋営業は女性に対し、精神的・経済的なダメージを与えます。色恋営業であると気づかずお金を使い続け、実は恋愛関係でなかったと事実を知ったときには、深い悲しみを感じるでしょう。自分自身の身の丈を超えるお金をつぎ込んでしまった場合には家計を大きく圧迫し、生活が立ち行かなくなるリスクもあります。
2.無料の女性向け風俗は危険性が高い?
無料の女性向け風俗は事故や事件に巻き込まれるリスクが高いため、極力利用を避けましょう。無料の女性向け風俗とは、「無料で性感マッサージを提供する」などと声を掛けて集客するタイプの風俗です。
女性向け風俗に限ったことではないものの、プロがサービスを提供する際には、しかるべき対価を受け取ります。にもかかわらず「無料」と謳うのは何か理由があります。無料の女性向け風俗は質の低いサービスとなる上、モラルのない男性によって危険な目に遭う恐れがあるため、利用を避けると安心です。
3.安心できる!女性向け風俗の選び方
女性向け風俗でトラブルを避けるためには、優良店の見極め方を把握し、安心できるかどうか自分で判断することが大切です。「料金が安い」「イケメンの写真がある」などの安易な理由で女性向け風俗を選ぶと、事故や事件に巻き込まれる可能性が高くなります。ここからは、安心して利用できる女性向け風俗を選ぶための5つのポイントを解説します。
3-1.公式サイトがあり頻繁に更新されている
安心できる女性向け風俗は、公式サイト(ホームページ)に連絡先を掲載しています。SNSやブログのみを営業ツールとして運営する店は実態が掴みにくく、信頼度が高いとは言えません。公式サイトの更新頻度が低かったり、利用料金の記載が不明瞭であったりする女性向け風俗も、信頼度が低くなります。
また、利用者の口コミや体験談も、女性向け風俗の信頼度を測れる要素です。公式サイトに掲載されている内容をよく読み、安心して利用できる店であるかを見極めましょう。
3-2.性風俗特殊営業の許可を得ている
女性向け風俗は、法律上で「性風俗関連特殊営業」に分類されます。性風俗関連特殊営業を営むためには、所在地管轄の公安委員会に対し、風営法に従った届出を行わなくてはなりません。
第三十一条の二 無店舗型性風俗特殊営業を営もうとする者は、無店舗型性風俗特殊営業の種別(第二条第七項各号に規定する無店舗型性風俗特殊営業の種別をいう。以下同じ。)に応じて、営業の本拠となる事務所(事務所のない者にあつては、住所。以下単に「事務所」という。)の所在地を管轄する公安委員会に、次の事項を記載した届出書を提出しなければならない。
- 一 氏名又は名称及び住所並びに法人にあつては、その代表者の氏名
- 二 当該営業につき広告又は宣伝をする場合に当該営業を示すものとして使用する呼称(当該呼称が二以上ある場合にあつては、それら全部の呼称)
- 三 事務所の所在地
- 四 無店舗型性風俗特殊営業の種別
- 五 客の依頼を受ける方法
- 六 客の依頼を受けるための電話番号その他の連絡先
- 七 第二条第七項第一号の営業につき、受付所(同号に規定する役務の提供以外の客に接する業務を行うための施設をいう。以下同じ。)又は待機所(客の依頼を受けて派遣される同号に規定する役務を行う者を待機させるための施設をいう。第三十七条第二項第三号において同じ。)を設ける場合にあつては、その旨及びこれらの所在地
引用:e-Gov法令検索「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」
上記の規定に則って無店舗型性風俗特殊営業の届出を出している女性向け風俗は、公式サイトに届出番号が掲載されています。届出番号の確認できない女性向け風俗は信頼度が低いため、利用を避けましょう。
特に悪質な女性向け風俗の場合、虚偽の届出番号を公式サイトに掲載し、合法的に営業しているように見せかけます。安心して利用できる女性向け風俗なのか確かめたいときは、許可証(無店舗型性風俗特殊営業届出確認書)の写真が掲載されているかチェックしましょう。
3-3.本番行為NGと明記されている
安心して利用できる女性向け風俗は、法令遵守で営業しています。プレイ内容に「本番行為NG」と明記されている店はコンプライアンス意識が高く、安心して利用することが可能です。
本番行為を提供する女性向け風俗を利用すると、店側が警察に摘発された場合、事情聴取を受ける可能性があります。警察から事情聴取された事実が外部に漏れると、家族や会社の信頼を失うことになりかねません。利用後のトラブルを回避するために、公式サイトに「本番行為NG」が明記されている女性向け風俗を選びましょう。
3-4.定期的に性病検査を行っている
女性向け風俗に限ったことではないものの、性的なサービスを提供する業種においては、1か月に1回の性病検査が推奨されます。定期的に性病検査を行っている女性向け風俗は清潔感があり、性感染症にかかるリスクが低いため、比較的安心です。
女性向け風俗が性病検査を行っているかどうかは、公式サイトで確認できます。公式サイト上に「定期的に性病検査を実施している」旨の記載が見られない場合は、予約の前に確認しましょう。信頼度の高い店では女性の問い合わせに対し、誠実に回答してくれます。メールの返信が遅い・電話対応が不親切などの違和感に気付いた場合は、予約は見送ることをおすすめします。
3-5.教育が行き届いているか口コミで確認する
男性に対する教育が行き届いている女性向け風俗はサービスの質が高く、安心して利用できます。公式サイトの口コミを確認し、教育体制の充実度やサービスの質を見極めましょう。女性向け風俗で男性が受ける教育の例は、下記の通りです。
- ・女性心理を踏まえた接し方や話し方
- ・女性をエスコートする際に必要な気遣いと流れ
- ・性感帯の場所や刺激方法など、女性の性欲を満たすテクニック
女性向け風俗によっては、接客前に1か月〜3か月の研修期間を設けて男性を十分に教育しています。満足度の高いサービスを受けるためにも公式サイトの情報をよく確認し、教育の行き届いた女性向け風俗を選びましょう。
まとめ
女性向け風俗の中には悪質店が存在し、本番行為を強要されたり色恋営業を仕掛けられたりする恐れがあります。無料の女性向け風俗は、モラルの低い男性によるトラブルに巻き込まれるリスクが高いため、安全に遊べる店とは言えません。
安心して利用できる女性向け風俗を選ぶためには、公式サイトの更新頻度や性病検査の実施状況を調べることが大切です。口コミや体験談も併せて確認し、男性に対する教育の充実度やサービスの質を見極めてください。