キャバクラで働く男性スタッフである「ボーイ(黒服)」は、キャバ嬢のシフト管理や付け回しなどを担当し、トラブル対処や失敗のフォローなどをしてくれる頼れる存在です。そのため、ボーイに恋心をいだくキャバ嬢は多いのではないでしょうか。一方で「ボーイから好意を寄せられていると感じる」「ボーイからしつこく言い寄られて困る」と悩むキャバ嬢もいます。
この記事では、キャバ嬢とボーイの恋愛が禁止されている理由から、色恋管理の危険性、ボーイと良好な関係を築くコツまでを解説します。ボーイとの関係に悩む方はぜひ参考にしてください。
目次
1.キャバ嬢とボーイの恋愛が禁止されている理由
仕事上キャバ嬢とボーイは接する機会が多く、お互いに恋愛感情をいだきやすい立場です。しかし、キャバ嬢とボーイの店内恋愛は「風紀」という業界用語で呼ばれ、お店側が基本的に禁止と定めています。恋愛が禁止されている理由は下記のとおりです。
◯恋愛禁止の理由
- ・お客さんが離れる原因となる
- ・接客の質が下がる
- ・お店の雰囲気に悪影響を及ぼす
万が一お客さんに、「キャバ嬢が彼氏持ちで、その彼氏が店内にいる」とバレると、お客さんが離れていくでしょう。また、店内に恋人がいることに気を取られ、業務に集中できなくなる可能性があります。
さらに、他のキャバ嬢の嫉妬を買ってトラブルが起きたり、別れた後に気まずくなったりするなど店内の人間関係に悪影響を及ぼす可能性も否めません。
なお、禁止されていると知りながら、「真剣に想い合っている」「禁止されていると余計に燃える」などの理由で付き合う方もいます。しかし、付き合っていることがバレると、下記のような大きなリスクを負うこととなるでしょう。
◯ボーイと付き合うリスク
- ・ペナルティが課される
- ・クビにされる
キャバ嬢とボーイが付き合っていることがバレた場合、お店のルールにもよりますが、高額な罰金などの重いペナルティが双方に課されることがほとんどです。中には、店を辞めさせられるケースもあります。クビにならない場合も、噂が広まり店に居づらくなる恐れもあるでしょう。
もし、ボーイと真剣な関係を望む場合は、付き合う前にお店を辞めることがおすすめです。ただし、相手のボーイはこれからもたくさんのキャバ嬢と仕事で接するため、嫉妬せず広い心を持つ必要があります。
1-1.恋愛NGなのに「色恋管理」でキャバ嬢を操るボーイもいる?
店内でキャバ嬢とボーイが付き合っていても黙認されている、またはボーイから言い寄られ「店の許可を得ている」と言われた場合は「色恋管理(色管理)」の可能性があります。「色恋管理」とはボーイや店長が、キャバ嬢の恋愛感情を利用して、モチベーションや出勤率をコントロールすることです。
キャバ嬢がお客さんに対して行う「色恋営業(色営業)」をボーイからキャバ嬢に行うと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
色恋管理にはコストがかかるため、話を持ちかけられるキャバ嬢は将来有望と見込まれている可能性が高いでしょう。そのため、割り切って関係を楽しめる方は売上アップに繋げられることもあります。一方で、色恋管理には次のようなリスクがあるため、注意してください。
◯色恋管理のリスク
- ・騙されて傷つくことがある
- ・仕事とプライベートの区別がつかなくなる
- ・他の女の子に嫉妬する・嫉妬される
色恋管理をするボーイはキャバ嬢に恋愛感情を持っていないため、本気で恋すると傷ついてしまう場合があるでしょう。また、職場以外での関わりが増え、プライベートとの境目が薄くなることで日常生活に支障をきたす方もいます。さらに、彼氏のボーイが他のキャバ嬢と話すことに嫉妬を覚えたり、他のキャバ嬢から嫉妬されたりする恐れもあるでしょう。
なお、色恋管理には次のような特徴があります。
◯色恋管理の特徴
- ・強引なアプローチをされる
- ・売上が悪いと態度が冷たくなる
- ・「辞める」と言うと引き止められる
色恋管理はあくまでキャバ嬢をコントロールし売上をアップするために行われます。そのため、ボーイは売上や出勤状況に関してシビアに口出しする傾向です。色恋管理に気づいた場合は、振り回されないよう気をつけ、別れることや店を辞めることも視野に入れましょう。
一度アプローチを受け入れると関係を断ちにくくなるため、最初に断ることが非常に重要です。断った後に同じ店で働き続ける場合は、色恋管理するまでもなく高いモチベーションで働いていることをアピールするとよいでしょう。
2.キャバ嬢がボーイと良好な関係を築く6つのコツ
恋愛関係はNGではあるものの、ボーイと良好な関係を築くことはキャバ嬢にとってメリットが大きいでしょう。例えば、次のようなメリットが挙げられます。
◯ボーイを味方につけるメリット
- ・勤務時間の融通を利かせてもらえる
- ・フリーのお客さんに付けてもらえる
- ・接客中にフォローしてもらえる
- ・些細なことでも相談できる
キャバ嬢のシフトや付け回しはボーイが管理しているため、ボーイと仲が良ければある程度の融通を利かせてもらえます。また、ボーイから頑張りを認められると、フリーのお客さんに付けてもらえることもあるでしょう。さらに、トラブルや悩みへのフォローも期待できます。
しかし、ボーイと距離が近くなりすぎると、恋愛感情が生まれる恐れがあります。ここでは、ボーイと距離を保ちつつ、良好な関係を築くためのコツを紹介します。
2-1.ビジネスパートナーとして割り切る
ボーイと接する際は、相手を「男性」として見るのではなく「ビジネスパートナー」「仕事仲間」など、仕事のための割り切った関係であることを意識しましょう。
ボーイにときめく瞬間があっても、「優しく相談に乗ってくれて当たり前」「仕事だから特別な感情はない」と考えることがおすすめです。また、ボーイから誘われた際もうまくかわしましょう。例えば、食事に誘われた際は「今度みんなで行きたいですね」などと、遠回しに断る方法などがあります。
2-2.見下さず対等に接する
キャバ嬢の中には、ボーイを見下し横柄な態度を取る方や、パシリのようにこき使う方がいます。表面上逆らうことはなくても、ボーイはストレスを感じ、態度の悪いキャバ嬢のシフトや付け回しを優遇しなくなるでしょう。
例え、人気キャバ嬢であっても、ボーイを召使いのように扱うのではなく、対等な仕事仲間として接することが重要です。
2-3.顔を見て挨拶する
基本的なマナーとして、どのボーイにもきちんと挨拶をしましょう。挨拶の際は、人によって態度を変えないように注意してください。店長やマネージャーなどの役職つきかどうか、自分の担当であるかどうかなどによって挨拶の有無やテンションが異なるキャバ嬢を、ボーイはしっかり見ています。
また、「スマホを見ながら」「飲食しながら」など「ながら」ではなく、顔を見て挨拶することも重要です。
2-4.悪口を言わない
ボーイと親しくなると、さまざまな悩みや愚痴を聞いてもらえます。しかし、他のキャスト・スタッフ・お店のやり方などに対する悪口は避けましょう。
店内ではどこで誰が聞いているかわかりませんし、いくら信頼しているボーイでも誰かに口を滑らせてしまう恐れがあります。悪口を言っていた噂が広がるとお店に居づらくなるでしょう。
2-5.アドバイスを素直に聞く
ボーイはたくさんのキャバ嬢と仕事をし、お店を回してきた経験から、接客のノウハウをたくさん持っており、客観的で的確なアドバイスをしてくれます。
また、ボーイも素直に意見を聞いてくれるキャバ嬢を応援したいと考えるでしょう。そのため、ボーイの言葉に耳を傾け、注意された際はきちんと謝り、アドバイスを次の接客に活かすことが重要です。
2-6.報・連・相を欠かさない
担当が仲の良いボーイでも、接しづらいボーイでも、報・連・相を怠らないようにしましょう。
欠勤・遅刻などの連絡は欠かさず、仕事で起きた些細なことも報告・相談することで信頼関係を築けます。苦手なお客さんの付け回しなども、トラブルが起きる前に相談しておくことがおすすめです。
まとめ
キャバ嬢とボーイは、仕事上距離が近く恋に落ちやすい関係です。しかし、お店ではキャバ嬢とボーイの恋愛を「風紀」と呼び、厳しく禁止しています。ルールを破って付き合うと、重いペナルティを課されるでしょう。また、ボーイがキャバ嬢に気を持たせコントロールする「色恋管理」についても注意が必要です。
ボーイとの恋愛は禁止であるものの、仕事上良好な関係を築くことはキャバ嬢にとって大きなメリットをもたらします。程よい距離感で、ビジネスパートナーとして信頼関係を作り上げましょう。
また、ボーイとの関係や色恋管理に悩む方は思い切ってお店を変えることもおすすめです。新しいお店選びの際は、セクキャバ(おっパブ)の求人情報を多数扱う「キャバイト」を、ぜひご利用ください。